みなさん一度はお目にかかったことがあるのではないでしょうか。

「お地蔵さん」の名で親しまれている地蔵菩薩。

町中を歩いていると見かけた方もいるでしょう。

日本にはたくさんの仏像がありますが、地蔵菩薩像がいちばん多いのです。

地蔵菩薩は、お釈迦さまが亡くなられたあと、五十六億七千万年の後、弥勒菩薩が

現れるまで世の中に仏様が居ない為、我々を救済すべく出てこられました。

「地蔵」とは、大地があらゆるものを育てる力をもつように

人々を苦しみから救い、願いをすべて叶え、大慈悲のこころをもつことで

地蔵菩薩と名付けられました。

計り知れない慈悲の心で、六道（地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上）にも姿を現し、六道の衆生もお救いになる。

また、亡くなられた方の過去の罪業も救済してくれることで、地蔵信仰が盛んになり

人々から人気を集めたそうです。

地獄に堕ちた者を救う未来救済、三途の川で迷っている幼児を導いてくれる菩薩として

母親からも信頼され、信仰されてきたことが、お地蔵さまが今でも人気の理由ではないでしょうか。